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注文住宅のロフトや屋根裏はデメリットが意外と多い!?我が家がロフトを見送った理由

高さ制限など一定の条件をクリアすればロフトや屋根裏は建坪に含まれない為、間取りの検討中に1度は話題に上がってくるかと思います。

総合住宅展示場などへ行けばモデルハウスのどれかには必ずといっていいほど備わっているので、家づくりを検討されている方も見る機会があるかと思います。

そんな人気な設備ではありますが、ロフトや屋根裏収納はメリットだけでなく特有のデメリットも理解した上で採用する必要があります。

今回はロフトや屋根裏収納について家づくりを計画する中で、モデルハウスを実際に見て感じた事や間取りを検討中に設計士さんに教えて頂いた内容について紹介いたします。

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建築基準法におけるロフトとは

建築基準法ではロフトは住居スペースという扱いではなく、屋根と天井の間の空間を物置として使う前提で「小屋裏物置等」として定義されています。

その為、住居スペースは違ってあくまでも物置として利用する為の基準が細かく決められていますが、「子ども部屋や寝室にロフトを作りたい」という場合なら次の3つの条件をおさえておけばまずは大丈夫です。

小屋裏物置(ロフト)の条件

●ロフトの天井高が1.4メートル以下である
●ロフトの床面積がロフトがある階の床面積の2分の1未満である
●ロフトの床面積がロフトがある階の床面積の8分の1を超える場合に各階の壁量を増やすこと

条件をクリアできないとロフト扱いになりません。例えば2階に大きなロフトを作ったつもりが3階建ての扱いになってしまいます。その場合、固定資産税に影響する以外に、家全体の構造計算が改めて必要になったり、非常用進入口の設置や排煙計算などいろいろ規制をクリアする必要が出てくる為、時間と費用が余分にかかってしまいます。

自治体によってはまれに「階段が固定されてはいけない」などの個別条件もあります。

ロフトのデメリット

熱効率が悪い!夏は暑くて冬は寒い!

屋根裏空間は物置として使う事を前提としていることもあり、通常の施工のままでは外の影響を受けやすい状態となっています。そこで人が生活するのであれば特別な施工を追加でする必要があります。

断熱性能については特に気をつけないと、屋根から外の熱がすぐに伝わってくるので夏は暑くて冬は寒いという過酷な環境になってしまいます。

更に暖かい空気は上にたまる為、部屋の熱がロフト部分にこもってしまいます。換気扇を用意するなど換気についても考慮しておく必要があります。

冷暖房費がかさむ

夏暑く冬は寒い空間になる為、もしロフトを寝る場所などの住居スペースとしての利用を想定しているのであれば、クーラーの冷暖房がロフトまでいき届くように対応畳数が大きな機種を選んだり、サーキュレーターを追加したりなどの対策が必要となります。

建築基準法の規定通り「物置」として利用する場合でも、ロフト部分との間仕切りはないので、ロフトからの熱が部屋全体へと伝わってくる事で居住空間の気温調整が難しくなります。

夏に湯たんぽを抱えながらクーラーの設定温度を下げているイメージですね。

誰が荷物を運ぶ?昇り降りが大変

自治体によってはロフトや屋根裏への通路を固定の階段にすると居住スペース扱い(建坪計算の対象)となるので、一般的にハシゴを用意することが多いのですが、ハシゴの昇り降りは意外と大変です。

普段はあまりハシゴを使う機会がありませんし、お元気な今であれば全く問題はないと思われるかもしれませんが、ロフトを寝る場所としていた場合に高熱が出た時はどうでしょう?10年後20年後はどうでしょう?夜中にトイレで目が覚めてハシゴを降りてトイレに行けますか?改めて使い方をイメージしてみるようにしてください。

ハシゴが苦手な場合は収納家具を備え付けて、それを階段として利用する事も可能ですが、人が乗る前提で設計しないと家具の底が抜けて怪我をする恐れがありますので設計士さんなど専門家の意見も確認しながら採用してください。

モデルハウスで試しにハシゴを登ってみましたが、将来的には荷物を出し入れするのは難しいなと思いました。

ちなみに、収納家具階段もはしごも同様ですが、地震の際にはしごが外れてしまってロフトから降りれなくなった方もいるのでハシゴの落下防止チェーンをつけておくなど何らかの対策はしておいた方が良いです。

140cm未満は思っている以上に低い

建築基準法で天井高を140cm以下にする必要があるのですが、実際は天井部分の石膏ボードや化粧板、壁紙、床板が敷かれることで天井高が140cmよりも多少低くなることもあります。

140cmというとだいたい小学4年ぐらいになると天井に頭がつくぐらいになってきます。腰をかがめての移動は大変なので荷物を置く場合も出し入れしやすいようにキャスター付きのケースに入れるなどの工夫が必要です。

固定資産税の調査で役所の方が我が家へ来た時には計器を使って部屋の高さをチェックしていた(怖)ので、1,2cmは低くしておいた方が安心です。

掃除が大変

ロフトを寝る場所などの住居スペースとする場合は部屋の熱や空気を循環させることで、住居スペースと同様にホコリも溜まりやすくなります。

ハシゴの場合は片手で掃除機を抱えて登る必要がありますし、布団を干すのも重労働です。人は寝ている間に大量の汗をかきますし、体温で温まった布団には部屋の湿気が溜まりますので、敷きっぱなしにするとすぐにカビが発生します。すのこを敷くなど湿気対策は必須です。

ロフトを住居スペースとして使う場合は普段の家事も意識した間取りにしておきましょう。

ハシゴの付け外しの音が響く

可動式のハシゴなどの場合、ハシゴを動かしたり付け外しをする際にはどうしても音が鳴ってしまいます。通常の生活音とは違って壁の振動が直接周囲に伝わりますので、思っている以上に音が聞こえると思います。

住宅展示場のモデルハウスの見学中に別の方がハシゴを操作している音が隣の部屋にいる私にもよく聞こえました。

電気系統の見直しが必要

デメリットというより後悔ポイントになりがちな点かもしれませんが、ロフトを用意する場合にはコンセントを用意しておいたり、照明のスイッチを配置しておくなど、ロフトの使い方に合わせて事前に配線計画をしておく必要があります。

寝る場所を想定していたのにロフトの出入り口に部屋の照明のスイッチをつけ忘れたことで、寝る時には部屋の電気を消した後、暗闇の中ではしごを登らないといけなくなった事例もあるので注意が必要です。

なお、照明は頭をぶつける可能性があるので埋め込み式のダウンライトになると思います。全体的に暗い印象になりがちですので、用途によってはダウンライトを多めにしたり窓を設けたり壁紙や床材を明るい色にすることをおすすめします。

まとめ:ロフトのデメリットを理解して上手く活用できる間取りに

今回はロフト、屋根裏収納について、設計士さんに教えてもらったり住宅展示場で実際に見て感じたデメリットについて紹介いたしました。

ロフトや屋根裏収納のデメリット

  • 熱効率が悪い!夏は暑くて冬は寒い!
  • 冷暖房費がかかる
  • 誰が荷物を運ぶ?昇り降りが大変
  • 140cm未満は思っている以上に低い
  • 掃除が大変
  • ハシゴの付け外しの音が響く
  • 電気系統の見直しが必要

天井部分に空間があると何となく使いたくなる気持ちはよくわかります。でもその空間には断熱、遮音など我々素人には気付きにくい見えないところで役割を担っています。後悔しない為にもデメリットを理解した上で具体的な使い方をイメージしておくことが重要です。

設計士さんには単に「ロフトが欲しい!」と伝えるのではなく「どんな空間が欲しいのか」を伝えることが重要です。

収納として使いたいのか、寝る場所にしたいのか、趣味に没頭する秘密基地のような空間にしたいのか、それによって作るべきロフトの仕様が変わってきます。

もしかしたら「それであればこの空間を利用して…」とプロの経験からロフト以外での提案が出てくるかもしれません。

この記事が少しでも素敵な家づくりのお役に立てれば幸いです。

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アラフォーパパ

ミサワホームで念願のマイホームを手に入れたアラフォーパパ(2児)です。マイホーム計画中に独学で勉強したことや住んでみて気づいた事をベースに暮らし・子育てに関わる情報を発信しています。

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